星野誠 makoto hoshino

13年ぶりJAXAの宇宙飛行士募集。中年からでもチャレンジできる「ゆるい」試験だというけれど。

2022.2.6

13年ぶり、久しぶりに募集があったJAXAによる宇宙飛行士募集。    

今改めて、JAXAのエントリーシートの質問項目を見ていて、さらに今までの過去の試験のことなどを調べ直しているのだけれど、あかんっ!2021年度宇宙飛行士候補者募集「学歴不問、年齢制限なし」など世界に類をみない「ゆるい」条件ということだが、ぜんぜん「ゆるく」無い。いや、これでも今までと比べたら「ゆるい」のかもしれない。

今読んでいる本は、じつはだいぶ前買って、すでに既読になっていた本、NHK番組スタッフの方による「宇宙飛行士選抜試験」そして、改めて買った本「宇宙飛行士選抜試験Ⅱ」 さらに、2008年の最終選考者だった内山さんによる本「宇宙飛行士選抜試験」、そしてJAXA選抜試験の事務局のトップも務めたこともあるという柳川さんによる「宇宙飛行士という仕事」のこの4冊。これを全部一通り、読んでみてわかった。

あかんっ!あかんっ!あかんっ!ぜんぜんダメっ

上記の本の本文より向井宇宙飛行士のお言葉を参照させていただくと、

「宇宙飛行士はすべての項目で60点を取ること。健康面も含めて100点じゃなくてもいいんだけれど、50点じゃダメ。勉強も運動も精神、心理もすべてバランス良く合格点を取らなければならないんです」

とのこと。

13年ぶりの宇宙飛行士募集興味がある方は、まずはどれか一冊でも、さらに、興味がある方は、できたらこの4冊すべてでも読んでみてほしいのだけれど、職業としての宇宙飛行士は、当たり前だけれどまったく持って甘くない。

またWEBの漫画「宇宙兄弟」のサイトの少し前の記事だけれど、こちらも大変わかりやすい「宇宙飛行士の採用基準」

職業としての宇宙飛行士は、高校数1レベルの数学でも地学でも、教養試験でも1つでも50点以下を下回ったらダメ。

ここで、実際に宇宙飛行士の試験を目指そうかと思ったときの一番の問題点、宇宙飛行士の試験は過去問がない。過去問があれば、逆にいうと、片っ端から過去問10年分、さらにはもっとももっと遡って過去問をやりまくるという方法があるけれど、それができない。ターゲットをまったく絞れない。つまり今まで生きてきた過去の自分の自分の知識が如実にテスト結果に出てしまう。逆にいうと今からだとやりようがない。

そんな一般教養、人としての基礎がありつつ、宇宙飛行士としていきる「覚悟」仲間と築く「信頼」どんなに苦しい局面でも決してあきらめず、他人を思いやり、その言葉と行動で人を動かす!つまり根本のところの ”人間力” が必要。

常識はないけれど、ノリと、どれかに特化した能力だけで、勢いで突破!!などというものではまるでないのだ!!

JAXAのサイトには、

:::::

あの宇宙飛行士だって、最初から宇宙飛行士だったわけじゃない。

みんなと同じように働いて、みんなと同じように過ごしていた。

ただ、人とすこし違っていたのは、宇宙飛行士の夢をあきらめなかったということだけ。

いよいよ、はじまります。13年ぶりの日本の宇宙飛行士の募集です。

:::::

というように書いてあるけれど、全然違うっ、すこし違ってるだけじゃないっ

観光としての宇宙旅行者ではなく、現在の職業としての宇宙飛行士の方々は、まだ全ての方が、地力のある本当のスーパーマンだったのだ!!

画像参照JAXA

「宇宙飛行士選抜試験」「宇宙飛行士選抜試験Ⅱ」「宇宙飛行士選抜試験」「宇宙飛行士という仕事」宇宙飛行士を目指さない方でも、人生を自らの力で生きていきたいと思っている人であれば、この4冊、間違いなく良書!

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