星野誠 makoto hoshino

相続税反対? マリオカート的、所得の再分配

2019.1.23

じつは、自分、CFPファイナンシャルプランナーという資格をもっていて、

まったく使ってないけど、一応資格の更新はしていて、

ちょうど今がその時期。継続教育の1つで相続税の話があったので、

今日は相続税について。

 

相続税。1980年代から1990年代にかけバブルで土地が急騰。

親から受け継いだ土地の相続税を払う必要のある人が増え、

それを払えないため、自殺、夜逃げが相次いだ。

そのため、税務局が、基礎控除の引き上げなどし、対象者を抑制。

遺産に係る基礎控除額=5,000万円+1,000万円×法定相続人数に設定。

ただその後バブル崩壊のあと土地価格が下落したあともこの基礎控除はこのまま、

4年ほど前まで、実際に相続税の払う必要がある人は100人中4、5人程度という状況。

つまり所得の再分配機能があまり果たせていない状況になっていた。

 

4年前から増額され今は、基礎控除額が4割カット

遺産に係る基礎控除額=3,000万円+600万円×法定相続人数

となったので100人中10人程度ということ。

 

 

ここまでが、日本の今の相続税の現状だけど、

そもそも所得の再分配って必要なのか?

そんなことを思っていたら、マリオカートを思い出した。

 

マリオカート。小さいことゲームをやった人、

子供がいる人なら聞いたことはあるんじゃないか。

任天堂のマリオが車にのって1位を競い合うゲーム、

大変よくできていて、任天堂の新たしい端末が発売される度に

必ず出る任天堂のキラーゲーム。

このマリオカートがよくできているは、ゲーム全体的はもちろんだけれど、

初心者でも楽しめるというところにある。

マリオカートでは、ゲーム中に様々なアイテムが出て一発逆転を狙えるのだけれど、

順位がビリのほうの人にいいアイテムが出て、レースの最後の最後まで逆転のチャンスがある。

つまり、弱い人でも勝てるチャンスが最後まである。

 

相続税など、所得の再分配系の発想は、

勝つものがどんどんパワーをつけていくと、

弱いものが勝てるチャンスがなくなるから

マリオカートのように、パワーのあるものからパワーを奪って均等にする。

そういう思想からできているんだろう。

 

またよく言われるのが、これだと頑張り損だ。

頑張ってきた人には酷だ、

頑張ったら奪われるみたいな気分になるなど言われることもあるけれど、

本当に頑張って1から富を蓄えた人なら、

おそらく、相続税や所得の再分配を回避する方法をいくらでも思いつくし、

しっかり自分の頭を考え切り抜けるだろうから、

再分配反対などと言わないんだろう。

中国のように歴史の節目で、突然全財産没収などあるような国の人はなおさら、

そういったことに初めから備えているだろうし、立ち回りも含めて。

 

再分配が反対などいう人は、たまたま財産を譲り受けた、ぼた餅系の人で、

考える力も生きる力もない人が多いだろうから、

そう言う人は、再分配されてもしょうがないし、

そんな財産は再分配して、みんなが、いつでも勝てる可能性と、

同じ土俵に立てるほうにしたほうがいい。

再分配どうこう、行っているぐらいなら、自分で生きる力をつける。

一番手取り早い解決方法はそれだろう。

 

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