明日の火星の原稿がまだできない。新たな時間には、きっと新たな思考。
火星に行きたいか?といわれたら、正直今はまだ行きたくない。
なぜって、家族だっているし、ぜったい地球最高だ!
ラスベガスだって、セドナだって、北海道だって、東京だって最高だ。
宇宙のことを知りたいのは、
結局自分のことをもっともっとよりよく知りたいため。
自分の周りのことをもっと知りたいのは、
自分のことをよりよく知りたいため。極端に言えば、それかも。
火星には、まだすぐには行きたくないけれど、
古代エジプトではシリウスが日の出直前に地平線に現れる日を
1年のはじまりとしたように、もし火星にいったら日の入りなども
まったく違うはずだから、時間の概念もまったく変わって火星の時間が生まれるはずだ。
新たな時間が生まれたら、きっと新たな思考が生まれるはず。
そこにはとっても興味がある。
そう、話はちょっと変わって、
NASAによると宇宙の95%が正体不明の物質やエネルギーからできているらしい。
その中の20%が「光や電波を出さないので観測できないが重さのある物質」暗黒物質。
そして70%が「全宇宙を満たしている謎のエネルギー」暗黒エネルギー。
自分たちの住む空間は3次元だけど、今の宇宙論、
ブレーン宇宙論は10次元、超ひも理論。
正体不明の物質が95%とか10次元とか、結局、僕らは知らないことばかりだってことだ。
真実を明らかにすると、また新たな謎がうまれる宇宙の起源のように、
僕らの人生も、ある挑戦を達成すると、また新たな挑戦への欲求が生まれる。
宇宙の起源の謎が永遠にわからないように、
おそらく人生も永遠に答えなどにはたどり着かないんだろう。
自分たちはどこからきたのか。
自分たちは今どこにいるのか。
そして自分たちはどこへいくのか。
究極、やっぱりこれが知りたいことのすべてで、
あらゆる活動の動機なのかもしれないなぁ〜
とこんなことを思いつつ、明日発表の原稿がまだできない。
やっぱり火星の前に、念を込めるのは、帰ってくることができる月からにしょうか?
月に関しては、今回のシンポジウムにも、実際にアポロ11号で月面歩行後に
地球に帰ってこられているバズ・オルドリンさんも来ていらっしゃるし。