星野誠 makoto hoshino

「ほぼ日」の宇宙服の記事がとっても面白い!!

2021.2.5

友人より「ほぼ日」で宇宙服のことやってるよ!と教えていただき、早速みてみたのですが、とっても面白い!!アルテミス計画についても知らないことがたくさん!!やっぱり宇宙に近いお仕事をしていると、情報が早い早い!

自分もやっぱりもっともっと、実際の情報に近い位置にいかなきゃ!と思った素晴らしい記事でした。

 

 

ちなみに僕が感心したところ、抜粋させていただきます。

すべて引用の「宇宙服のおしゃべり(ほぼ日)」

 

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宇宙飛行士は、船外に出る前に
「エアロック」という個室の中で、
体を低い気圧に慣らしていく作業があるんです。
血液の中の窒素が泡にならないように、ですね。
それが数時間かかります。
パッと着て、ガーッと出られる技術では
まだないんです。

しかも人間って、
「宇宙と地上で体の状態が変わる」
んですね。
たとえば地上だと、立ったり座ったりするので
足のほうに血がたまります。
だけど宇宙だと比較的、体の上側に血がたまって、
顔もパンパンになるんです。
そのとき、人間の心臓には
血の量をはかるセンサーがついているんですけど、
宇宙に行って血が上にたまると、
心臓が「血の量が多い!」と判断して
尿でけっこう出しちゃうんです。

宇宙ではそれで健康なんですけど、
その状態で地球に帰ってきて立とうとすると、
問題が起こるんです。
立とうとした瞬間、減っている血が
今度はサッと足側に集中して、
「超貧血状態」のようなことになるんです。
場合によってはそれで
宇宙飛行士が失神することもあります。
それが火星で起きたら大変ですよね。
誰も支える人がいないですから。
下手したら、火星に降りたとたん、
全員が超貧血状態。

だからいま、そうならないように、
「火星に行くまでの3~6カ月間、
宇宙飛行士はどんなトレーニングを
すればいいか」
といったことも研究されています。
立ってクラクラするのは、
難しい言葉で「起立耐性の低下」と言うんですが、
なぜか女性に多いんです。
ホルモンのせいだとか、いろいろ言われています。
そのせいで宇宙に行けないとかは
まったくないんですけど、
記者会見中に倒れてしまった
女性宇宙飛行士の方もいるぐらいで、
解決しなければならない問題のひとつです。

宇宙に行くと、かかととか足とか、
普段は重力に逆らって人間の体を支えている
骨の仕事が急になくなるんです。
普段は骨って、
「骨を壊す細胞」と「骨を作る細胞」が
バランスをとりながら生活してるんです。
だけど宇宙に行くと、
「骨を作る細胞」がサボりはじめて、
骨からカルシウムが
どんどん抜け出していきます。
それによって骨の密度が下がりますし、
そのカルシウムが血の中に入るので、
結石や腎臓結石の率も上がります。

空間でもトレッドミルとかで走るんです。
そうやって足の骨に衝撃を与えることで、
「骨を作る細胞(骨芽細胞)」が
また活性化されるので、
それで骨の密度を保つんです。
やっぱり骨は、骨太にすることが
すごく重要です。
せっかくわざわざ火星へ行ったのに、
転んで骨を折ったら、手術してくれる人はいないので。

トレッドミルで走るのは筋肉だけじゃなく、
骨のためでもあるんですね。

いまの宇宙ステーションは、地球の周りを低軌道、
高さ400kmぐらいで回っています。
だからまだ地球の磁気圏に守られているんですが、
火星とかに行くと、その磁場がないので、
太陽からの放射線をもろに浴びることになるんです。
DNAのダメージも大きいので、それも問題です。

「どうすればDNAのダメージを修復できるか」
「コロニーや住まいにどんな材料を使えば
放射線を防げるか」とか、
いますでにわかっている課題もたくさんあります。

話によると、宇宙飛行士の方にとっては、
そのテストが非常に厳しいそうですね。
地球に戻ってきたと思ったら、
いきなりそんなことをやらされて、
宇宙飛行士のみなさんは、
ちょっと歩いては、ゲーっと吐いて、
またちょっと歩いては
ゲーって吐いて‥‥みたいな。

だから無重力状態に長くいて慣れてしまうと、
地球に帰ってきたとき、
たとえば目をつぶって下に向くだけでも、
重力で耳石が下に引っ張られますよね。
そのとき宇宙飛行士は
「自分が後ろに吹っ飛んでいる」
と錯覚して、
「うわっ!」て混乱するんです。

逆に、目を閉じて上を向くと、耳石が後ろに行くので
「前に吹っ飛んでいる」感覚になる。

そんなふうに、目から入ってくる情報と、
三半規管の情報が食い違うので、
地上に戻ってきたばかりの宇宙飛行士は
すごくそーっと歩くんです。
廊下の角なら、大きく弧を描いて曲がる。
横に進むときも、ゆっくり、ゆっくり、
頭をできるだけ動かさないように
カニのように平行移動するという。

「ドイツの宇宙飛行士の
アレクサンダー・ガーストさんという方が
地球に帰ってきて、宇宙船から出ようとしたら、
手首が引っかかって出られない。
‥‥と思ったら、実は重力だった」

三半規管があるので、たぶん
「宇宙酔い」をするとは思います。
だから初日はけっこう
もどしちゃうんじゃないでしょうか。
人間は宇宙に行くと、
だいたい初日に嘔吐するらしいんですけど。
ほぼ日
そもそも「宇宙酔い」って、
どういう状態なのでしょうか。
新井
一つの説明としては、無重力で、
目に入ってくるものと、感じるものが全然違うと
酔ってしまうんですね。
たとえばほかの人がさかさまになって
浮いているのを見て、
思わず吐いちゃったりとか。
何日かすると慣れるんですけど。

ある宇宙飛行士の人から聞いて
「なるほどな」と思ったのが、
なにかおかしいことがあったとき、
脳が最初に考えるのが
「変なものを食べた可能性がある」
ということらしいんです。
「なにかおかしい」
→「なにか異常があるはずだ」
→「じゃあ念のため吐いておこう」
という。
だからとりあえず吐くと。
ほぼ日
つまり、脳がとりあえず吐かせる?

今日お話を聞いていて、宇宙服の
「熱とか湿気とかの部分さえなんとかできれば、
最低限人が生きられる」
というのも、すごいなと思いました。

ただ、火星に行くと、違うんですよね。
火星には大気があるので。
ほぼ日
そうか、月と火星は違う環境。

「アルテミス計画」と呼ばれているもので、
月面での探査に
初めて女性宇宙飛行士が加わります。
人が月に行くのは
1960~70年代の「アポロ計画」以来で、
ずいぶん久しぶりなんです。
前回は男性の宇宙飛行士12人が
月を歩きましたが、
今回は女性の宇宙飛行士も多く参加していて、
そのうちの1人が
初の女性の月面歩行を行うと言われています。

「月軌道ゲートウェイ」と呼ばれる、
月周回(つきしゅうかい)の
国際宇宙ステーションが計画されてます。
日本も参加を表明しています。

1960~70年代の「アポロ計画」では
月にパッと着陸して、パッと帰ってくる
感じだったんですけど、
今回は月の宇宙ステーションに
長居できるようにする計画みたいです。

さらに、いま地球の周りを回っている
国際宇宙ステーション(ISS)と違うのは、
いまのものは交代しながら、必ず誰かが
ずっと宇宙ステーションに滞在してるんですね。
ですが今度のものは、
しばらく人がいない場合もあるそうです。
宇宙ステーションだけがずっと
月の周りを回ったまま、空っぽのときもある。
たまに宇宙飛行士が送りこまれて、
また電気をつけて住みだす感じですね。

無人の山小屋みたいな?
そうかもしれません。
だから技術的にも、いまの国際宇宙ステーションは
「ずっと人がいて監視している」前提ですが、
今度の月周回の宇宙ステーションは
「人がいなくても、次来たときにちゃんと
起動・機能するように」作る必要があって、
少し別の設計仕様らしいです。

月の南極に水があるとか、ヘリウムなどの
貴重な物質があるといわれているので、
そういった調査をすると思います。
月の南極付近って、ちょっと意外ですけど、
「太陽系のなかでも特に寒い場所のひとつ」
と言われているんです。

けれど月の極地には
「常に日陰になる場所」がありまして、
そこがすごく寒くなるわけです。
その環境を利用して、科学的な実験をする
という話も聞いたことがあります。
月に行くこと自体、すごくワクワクしますけど、
月でできることもかなりあるみたいなので。

使うときの宇宙服って、中の空気で
膨らんだ風船みたいな状態になるんですか。
新井
はい。だから宇宙服を着たときって、
手足を動かすのがすごく大変なんです。
パンパンに膨らんだ風船の中に入って、
空気全体の体積が変わらないところを、
無理やりグググググーーーッと
押し動かす感じですから。
腕などの曲げ伸ばしは、想像以上に大変です。

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いやあ、自分も本気で火星を目指しているのですが(ほぼ200%誰にも信じられていない)、本当にイメージの参考になります!!「ほぼ日」11回のシリーズで本当に面白いので、ぜひ以下で、元記事、ご覧ください!

 

「宇宙服のおしゃべり(ほぼ日)」

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