星野誠 makoto hoshino

カオス万歳!「カオスを生きた人は最高を描きやすい」

2020.12.10

昨日に引き続きこれまたゲノム解析者で起業家でもある高橋祥子さんの記事。本当に面白い高橋祥子さんの記事。やっぱりゲノムとか解析してると考えが大極的になるのかな?

今日は「カオス」について。これも自分がエベレスト行ったり、突然香港で会社やってみたり、インドネシアで会社任せてもらったりと、そんな時に漠然と感じていたことが、しっかり文章に落とし込まれている。

では、抜粋

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輝いている人々を観察していた気づきの一つとして、私には「カオスを生きた人は最高を描きやすい」という持論があります。

そもそも「カオス」とは、「混沌とした秩序のない環境で予測が不可能である」ということです。

混沌とした世界で自分の思い通りに行かない経験をすることで、自分が何を求めているのかの認識を重ねていくことになります。もしも世界が自分の思い通りであり、思い通りに進まない環境を経験しないのであれば、「社会をよくしたい」という概念が生まれることはありません。

人はカオスな環境にさらされると「自分軸」を持てるようになります。

例えば、規則正しい流れでどこにたどり着くかわかっている清流であれば身を任せても何の問題もないかもしれませんが、どこへ行きつくかもわからない大海にいるのであれば、自分の羅針盤が必要不可欠となります。カオスな環境では、他力本願では行きたいところへ行けません。

カオスな環境、つまり予測不可能な無秩序混沌の世界にいると、予測していなかった方向に行ったときに「何故そうなったのか?」という疑問が生まれます。

カオスな環境だと、この「何故?」の力が働く回数が多くなるため、自分軸が作られていきます。

例えば、仮想通貨の価値がずっと一定に高騰していたときは投機目的で思考停止しながら投資していた人も、価値が予測不可能になったときに初めて、何故仮想通貨の価値が上がるのか? 仮想通貨とは何なのか? 何故自分は投資するのか? という思考が働くようになります。

大海で予想外の流れに流されそうになって初めて、そっちは自分が行きたい場所ではない、と認識できます。

つまり、カオスな環境によって自分の理想を認識しやすくなるのは、「1. カオスな環境によって自分軸が認識できるから」、また逆に、「2. 自分軸がないと行きたいところにいきつけないから」ということになります。

現在の社会が課題山積だと思うということは、そうではない未来を願っているということであり、それはそのまま、その世界を創れるかもしれないという可能性そのものということになります。

逆にもしこれまでカオスな環境を経験したことがなく、かつ自分の信念がわからない人がいるのであれば、自分にとって予測不可能な環境に飛び込んだ方がいいです。

国も社会も、超高齢化社会だから、人口減少だから、暗い世の中だからなど、課題が山積している社会だという悲観的な風潮に潰されてしまうのではなく、そこから最高の未来を描けるとてつもないチャンスだなと考えています。

そう考えると、今の時代は未来の可能性しか広がっていないと解釈できます。

不明瞭な世界で課題が山積だと嘆いたり、他人軸に忖度している場合ではない、と心底思います。

カオスで不明瞭な世界に生きる私たちは、その世界にレバレッジをかけて、しなやかに自分の信念を自分達の未来に描いていく。

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以上、もうなんというか、言いたいことも自分が経験したことも全て説明されていて、これに付け加えることもないので、完全に抜粋だけ。高橋祥子さんの記事、面白い!!

元記事『Forbes Japan 悲観的でカオスな時代から「最高の世界」を引き出す方法』

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