星野誠 makoto hoshino

同調圧力、増し増しの現在。正々堂々──100人いれば、100通り。

2020.9.14

海外のサスペンスドラマや映画などで、たまに出てくる、思い出したくない記憶を脳から消すという技術が、実際でも実用化されてきているようだ。人の記憶は、常のものであれば、どのようなものも、それを自分の中で乗り越えられすれば、その後の人生深みが増すはず。ただ、そんなことを言っていられない壮絶な記憶もあるだろう。そんな記憶に関しては、とても素晴らしい技術だ。

今自分が読み進めている、キューバからフロリダまでを、50時間ノンストップで泳がれたダイアナ・ナイアドさんは、過去の経験と記憶を壮絶なチャレンジに変えられた方の一人だ。

ご自身の本『対岸へ(三賢社)で書かれているが、通常ではまず受け入れられない、いや受け入れる必要もない幼少期、思春期の体験のすべてを、オーシャンスイムの壮絶なチャレンジに変えられている。

またメイクアップアーティストであり、浄土宗の僧籍を持つ僧侶でもあり、LGBTQでもある西村宏堂氏も、過去の体験を消化してパワーに変えている方だろう。

大変素晴らしい。一般的に、なかなか理解されることの難しいような体験、心の葛藤をうまく消化させて、現在の唯一無二のキャリアを送られている。

個人的にいつも思うのだけれど、僧侶の方などは、絶対に型にハマった方より、様々な人間の葛藤を体験してきた方、痛みを経験している方のほうが、絶対に自分を大切にするということについて良いと思う。LGBTQでもある西村宏堂氏が僧侶であることは、それ自体、大変すばらしい。

「男」「女」以外のセクシュアルマイノリティは「変態」や「変わり者」だと思われていたけれど、必ずしも、分けられる人ばかりではないし、そもそも分ける必要がないだろう。100人いれば、100通り。

自分が他と違うかもしれないと悩んでいる方に対し、西村宏堂氏の言葉は本当に救われるものになるだろう。性についても勿論だけれど、人生自体、自分や他者のあり方を押し付けあうことは本当に馬鹿げている。現在は本当、SNSなどで、同調圧力にやられてしまっている人が多い気がする。

みんな違って当たり前。互いに尊重しあい、一人ひとり、正々堂々。それがやっぱり最高だ。

 

画像参照 wikipedia

記事参照

「思い出したくない記憶を脳から消す」科学、実証実験段階に(forbes Japan)

「メイクで美の魔法をかけるお坊さん 西村宏堂の正々堂々生きる「決断力」(forbes Japan)

 

 

 

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