星野誠 makoto hoshino

トランプ前大統領のSNSアプリ「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」人は自分では大きく考えないかもしれないが、大きく考える人を見ると興奮する

2022.4.28

今日、21年に出版された佐藤優さんの「危ない読書」を読んだ。大変面白い本だ。

紹介されている本、何冊かは読んだことがあったが、読んだことのない本のほうが多かった。その中の一つ佐藤優さんが厳然した本の中の一冊、トランプ前大統領の本「不動産王にビジネスを学ぶ」

なお、なぜ21年9月の時点でトランプを取り上げたかの佐藤優さんの説明が面白い。

「私が今回トランプを取り上げたのは、日本では「トランプは終わった」と考えている人が多いからである」ということでさらに説明が続くのだけれど、興味のある方はぜひ「危ない読書」を!

なお、ツイッターから追放され、自身で手がけたアプリが、つい先日4月26日も、トランプ前大統領のSNSアプリ「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」が米国のアップストアの無料iPhoneアプリのダウンロードランキングの1位に急浮上。確かにまだまだ終わってなさそうだ!

さて、ここからは、引用のさらに引用になってしまうのだけれど、危ない読書の中のトランプ自伝からの引用より

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私は金のために取引をするわけではない。金ならもう十分持っている。一生かかっても使い切れないほどだ。私は取引そのものに魅力を感じる。キャンバスの上に絵をかいたり素晴らしい詩を作ったりする人がいるが、私にとっては取引が芸術だ。私は取引をするのが好きだ。それも大きければ大きいほどいい。私はこれにスリルと喜びを感じる。

宣言の最後の仕上げははったりである。人々の夢をかきたてるのだ。人は自分では大きく考えないかもしれないが、大きく考える人を見ると興奮する。だからある程度の誇張は望ましい。これ以上大きく、豪華で、素晴らしいものはない、と人々は思いたいのだ。私はこれを真実の誇張と呼ぶ。これは罪のないホラであり、きわめて効果的な宣伝方法である。

トランプ自伝 「不動産王にビジネスを学ぶ」

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そもそも大統領になってやりたいことなど最初からない、より大きなディール、より大きなスリルをもとめ大統領まで最終的に行き着いたというトランプ前大統領だけある。やはり大統領という地位をゲットしただけのことはある。

トランプ大統領はとんでもない!などいわれながら、一方で間違いなくある一定の人々の夢をかきたてたトランプ大統領、またニキビのように今後、何度でも再浮上してくるのか?

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