家族を持つべきじゃなかった。冒険家の家族は不幸?
角幡唯介さんの「極夜行」を読んだ。
個人的な感想は、冒険自体の内容よりも、家族のことが頭に入ってきてしまった。
角幡さんは、娘が生まれすぐに北極にむかう。
「勝手。窮境のナルシスト、自己中。家族は不幸。あなたはいいよね。自由で」
自分は冒険家ではないけれど、まさにエベレストや香港出店などで3人目の子供が産まれたすぐに家をあけていた数年間、妻に言われていたこととがシンクロする。
そんなことを思っていたら、あった。ドンピシャの対談、サバイバル登山家の服部さんと角幡さんの対談が。
こちらも、内容よりも、最後奥様自身のインタビューがものすごく刺さった。
以下抜粋「冒険家の家族はつらいよ」
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服部小雪 世の中には、家事や育児をしっかり分担している夫婦がいるという。すごいことだ。つくづく、うちはめちゃくちゃだったなあ、と思う。夫は外でやりたいことをやり放題、私は家にこもり、平和を保つためにひたすら耐えていた。子どもたちが自立する年頃になった今でも、そのことへの後悔を引きずっている。「繁殖は、人生の目的だ」などと言う夫の無神経さに、繁殖のその後が大切なのでは? と、心に黒いモヤモヤが湧き上がる。自分のやり方でせいいっぱい子どもを愛し、家族を大切にしてきたのだ。「父ちゃんは、父ちゃんだからいいんだよ」と、娘に言わせてしまう服部文祥は、くやしいけれど、いい父親なのかもしれない。
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インタビューで小雪さんは、最後はプラスで語っているけれど、これはうちも同じ。最初に出てくる気持ちのほうが強力なはずだ。
最近、自分の中に、またむくむくと、身一つで、1年ほど海外で新たな挑戦をしたい!という欲求が出てきて、抑えられず、ストレスを感じている。
「あなたはいいよね。自由で」と、黒いモヤモヤ、これを発生させても行けるか。やはり真実はそこだけかもしれない。
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