「宇宙に行くことは地球を知ること」~絶対的な孤独こそ、宇宙へ出たものだけが味わう特権
友人より「まこっちゃん!この本良いよ!!」と紹介してもらったのだけれど、とてもよかった!
宇宙飛行士の野口さんとミュージシャンの矢野さんの対話。
うんうん!!とつい唸ってしまった箇所、
以下本文より抜粋
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リスクは完全にはゼロにはなりませんが、どの程度のリスクなら許容できるか。許容リスク以下になれば飛ぶ。これなら大丈夫というリスクの見極めは、自分の中にしっかり持っていたい。(野口さん)
死の世界のような宇宙空間に出ていくなんて、話を伺っているだけでゾクゾクします(矢野さん)
宇宙飛行士の身体に作業を記憶させるのです。NASAではこれを「マッスル・メモリー」と呼びます(野口さん)
絶対的な孤独こそ、宇宙へ出たものだけが味わう特権(矢野さん)
宇宙飛行士はアラームが鳴り、何かトラブルが起こると腕まくりをします。「よ〜し、俺の出番だ。絶対にトラブルを解決するぞ」と。(野口さん)
宇宙は僕にとって挑戦しがいのある目標です。毎回、異なるテーマを見出して挑戦しています(野口さん)
宇宙飛行士の仕事って、5〜10年に一度のハレ舞台のために、訓練をひたすら繰り返す地道な日々の積み重ねです。また自分の力ではどうしようもない理不尽な理由で決定されたり、現実を突きつけられる日々です。しかしそうした葛藤や地味な訓練生活が、どんな困難や不測の事態にもゆるぐことがないタフな精神と肉体を生む。地道な日々が宇宙飛行士生活のすべてを支えているといえるんですよね。(野口さん)
2度目の宇宙旅行から帰還し、次の新しい目標がなかなか見つからず、もがきながら模索する日々が続きました。燃え尽き症候群に近い時期だったのかもしれません。(野口さん)
高い目標を達成した後ほど、日常への復帰が難しくなる。トップアスリートと宇宙飛行士にそんな共通点があることは新た強い発見です(野口さん)
過酷な場所で1週間サバイバル生活をし、さまざまな目標を達成していきます。なぜあえて過酷な場所で行うかといえば、極限状態に置かれることで自分も知らない弱みがさらけ出されるからです。限界まで追い詰められた時に自分や仲間がどうなるか、何が弱点か知っておく価値があるのです。(野口さん)
不満については、初飛行をしたときのアイリーン船長の言葉を思いだします。「全員が満足することではなく、全員の不満にばらつきがないことを目指しましょう」(野口さん)
宇宙で感じたのは、宇宙体験は基本的に「引き算の世界だ」ということです。引き算の繰り返しのなかで、最後に残されたもの。何もないからこそ、一番大切なものが見えてくるのでしょう。(野口さん)
何より大事なのは、遠くをみすぎずに1日1日を積み重ねることです。「いったいいつ宇宙旅行できるだろう」など、不安を考え出すとその不安に気持ちをもっていかれてしまいます。まずは、自分に与えられた仕事をきちんと行うこと、小さい積み重ねを続けることが、必ず宇宙旅行という大きな目標に繋がります。(野口さん)
大の大人が「宇宙に行きたい」ということを口にすること自体、恥ずかしいような風潮はないでしょうか。いってみれば、宇宙は技術的には近くなっているけれど、心理的には遠くなっているという「アンビバレント」な対象になっているのです。そういう一般的風潮に太子、矢野さんには不思議なほど宇宙に対する心理的な壁がないんです。というか、興味があるから行ってみたいという、子供のようなストレートな探究心がまっすぐに伝わってきました(野口さん)
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とまあこれでも、あくまで一例だけれども、もう常日頃、思っていることが野口さん、矢野さんお二人のインタビューにそのまま記されていて、あっ!自分もこれでよいのだと思った。道を再確認させてくれる本だった。
死の世界のような宇宙空間に出ていくなんて、話を伺っているだけでゾクゾクします。
絶対的な孤独こそ、宇宙へ出たものだけが味わう特権。
宇宙飛行士はアラームが鳴り、何かトラブルが起こると腕まくりをします。「よ〜し、俺の出番だ。絶対にトラブルを解決するぞ」と。
やっぱりここ!ここなんだよなぁ〜
エベレストもなんでも、これが面白いと思えるかどうか。
ある意味、これって能力というより、人間としての欠陥なのかもしれないけれど(笑)
やっぱりここ!ここなんだよなぁ〜
宇宙を目指している方は、もちろん、宇宙目指してない方にもとってもお勧めです!!
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