星野誠 makoto hoshino

矛盾する2つのことを同時に行う必要がある

2020.12.9

ゲノム解析で起業家の高橋祥子さんの「矛盾」についてのとっても面白い記事を読んだ。

 

内容を抜粋すると、

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「現実を見ること」と「夢を見ること」が矛盾しうるのは、人は限られた思考枠の中では左を見ながら右を見る、というのがなかなか難しいからです。さらには、主観が付加されると、その主観の対象とする思考枠と自分の結合が強くなってしまい、両方の思考枠で見ることができなくなってしまいます。

左を見ながら同時に右を見ること。不可能に思えますが、適切な距離を置いて全体を見てしまえば簡単なことになります。

つまり「世界を純粋にまっすぐに見る」とは、「あらゆる思考枠の視点を持つことを純粋に受容することだ」と考えています。

一方で、世界をそのままの姿で見ることができなくなってしまった状態が、「偏見」です。

他者に差別的な偏見を持つ人や、事実の把握が正解でない人など、偏見がある人は自分に対しても偏見を持っている人が多いと考えています。

辛い経験をしたから、という過去の出来事が由来となって「人生っていうのはこんなもんだよ」と語る大人も、偏見を持って世界を見ているのと同じで、主観によって過去に焦点をあてた思考枠に捉われてしまい、他の思考枠で世界を見ることができなくなってしまっています。

年齢を重ねるほど過去の時間の方が蓄積していくため、どうしても思考枠に及ぼす過去の影響が大きくなっていきます。

マズローが自己実現の欲求を叶える人の条件の一つとして「認識が絶えず新鮮で様々なことに感動する」ことを挙げていますが、これは偏見の概念と逆で、「認識が絶えず新鮮」というのは「あらゆる思考枠の視点を持つことを純粋に受容することだ」と考えています。

一方で「あらゆる思考枠を受容する」ということは、一見矛盾を生みやすくなります。例えば利己的視点しか持たない人より、利己・利他的視点両方持つ人の方が矛盾を持ちます。

会社経営を行うにあたっては様々な視点が関与するため相反する物事に多く出くわします。しかし、これは悩ましいことではなく、私は「矛盾エネルギー」というのが存在すると考えています。

何かしらの矛盾に思えることがあるということは、これまで述べてきたとおり複数の異なる思考枠を持っているということです。

同じように、残酷な現実を直視しながら、世界を純粋にまっすぐ見渡すことは、大きなことを成し遂げるに値する大きな力となります。他人の矛盾を突くことに夢中になったり自分の抱える矛盾に悩んでいる場合ではない、と思います。

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「 「人を疑う」と「人を信じる」は両方同時に持てるものだから、頑なにならずに変わらず純粋でいてほしい 」

という高橋さんが大先輩の経営者の方から言われたという言葉、なるほど、世界は矛盾に満ちているが、それでこそ希望に満ちている。

 

とっても面白い元記事はこちら

元記事Forbes Japan「現実を受け入れながら夢を見る「矛盾」がある人が実は強い理由 高橋祥子氏」

 

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