清規(せいき)と陋規(ろうき)鼠小僧,銀行強盗ボニーとクライド
清規(せいき)と陋規(ろうき)
雑誌「致知」のウシオ電気会長の牛尾さんの記事で、
清規(せいき)と陋規(ろうき)についての記事があった。
清規は表の道徳。
人のものを盗んではだめ。喧嘩はだめ。一般的な道徳。
これに対し、陋規は裏の道徳。
貧しいものからは盗まない。喧嘩は素手で行う。自分より強い者と行うなど。
綺麗事だけはない、任侠。
江戸時代の盗人、鼠小僧次郎吉は、
貧しい家を襲わない、放火をしない、女性に乱暴をしないと
3つの掟をつくり、義賊として庶民の喝采を浴びたというが、
最近見たNetflixの「テキサス・レンジャー」
これをみて、陋規について改めて考えさせられた。
「テキサス・レンジャー」は、
実話、銀行強盗ボニーとクライドを追うレンジャー側を描いたNetflixオリジナル映画。
銀行強盗ボニーとクライドは、銀行強盗などで、
数多くの殺人を犯した凶悪な犯罪者にもかかわらず、喝采を浴びたという。
他にも、映画で有名なところは「俺たちに明日はない」などにもなり、
ボニーとクライドは英雄視されていたというけれど、
「テキサス・レンジャー」をみると、
銀行強盗先と警官しか殺さないというボニーとクライドのスタンスは
陋規とは程遠い気がしたのだけれど、とにかく当時絶大な人気があったらしい。
裏の道徳、陋規。判断が大変難しいが、1つの道で貫くルールを守り続けること。
これが人を魅了することは間違いない。