人間というのは、自分のためだけに生きて、自分のためだけに死ぬというほど強くはない。
じつは最近、
行きたい場所もない、
食べたいものもない、
夢中になるものもない、
何をやっても幸せを感じられない、
何をやっても喜びを感じられない、
何をやっても達成感を感じられない、
そんなどうしょうもない時期がつづいていたんです。
これから、20時間ぶっ通しで泳いで世界の7つの海峡を渡るとかそういったことも考えたんですが、いまいち心が反応しない。
そんな時、今日目にした三島由紀夫さんの言葉にハッとしました。
「人間というのは、自分のためだけに生きて、自分のためだけに死ぬというほど強くはない。人間は何か理想なり、何かのためということを考える。それが昔言われていた大義というものです」
偶然と必然は紙一重。
今日たまたま読んだ本で見たこの言葉も偶然です。ありがたいことに自分は、まだ自分の魂の叫びをかろうじて聞けるよう。今日たまたま開いた本ですが、この本を開くという一歩でさえ、この小さな一歩でさえ、ただ小さな一歩を踏み出さないとはじまらない。
今40歳の自分の40代の流れとしては、42、44、47が自分の節目だと、ある方にいわれました。
42才 大きく状況が動く時
44才 悩み多く乗り切る時期
47才 大きく状況が動く時
50歳むかえる前に三島由紀夫さんの言葉の方向に舵を切れるか。
「人間というのは、自分のためだけに生きて、自分のためだけに死ぬというほど強くはない。人間は何か理想なり、何かのためということを考える。それが昔言われていた大義というものです」
三島由紀夫さんのこの点が、40歳から本当の自分の人生をスタートできるか。
孔子の論語
三十而立、 (30 立身 身を立てる)
四十而不惑、 (40にして惑わず)
五十而知天命、 (天命を知る)
六十而耳順、 (耳に順う 人の言葉を素直に聞けるようになり)
七十而従心所欲、不踰矩 (思いのままに従っても道理を外すことがなくなる)
先人の大先輩方の教えに従え、人として立てるかどうか、さらには今後の人生の幸福感という点でも、40からの人生の過ごし方が大変重要に、大変重要な部分になってきそうです。