星野誠 makoto hoshino

Netflixのドキュメンタリー映画「FYRE」がやばい!インフルエンサーなら犯罪になっても3000万簡単に貰える時代?

2019.2.7

Netflixに本当にハマっているのだけれど、

最近見た『FYRE/夢に終わった史上最高のパーティー』が本当にやばい!

 

内容は、史上最高のフェスを開催するまでの軌跡なんだけれど、

フェスの発表から開催までの混乱と矛盾を関係者が告発しながら実態を暴くストーリー。

 

ちなみに、このフェスの主催者であるビリー・マクファーランド氏は、

この後、詐欺の容疑で逮捕。

ビリーはすぐに約3,000万円を支払い保釈されたようだが、2018年3月に有罪判決。

6年間の懲役と最大3,300万円の罰金が言い渡されたらしい。

 

「ものすごい天才か、はたまた、ただのアホか」と本編でもちょこちょこ言われているが、

どんな反対があっても推し進められるパワーは、

新たな物を生み出せるパワーとイコール、諸刃。

運営側の目線で見ると、Netflixで復刻し、

2度と見たくないと言わしめる名作「Netflix版デビルマン」よりホラーだ。

 

本編も、何かを生み出すこととペテン師の境界線を

キリキリと考えさせられるものだったのだけれど、

さらにこのドキュメンタリー映画の政策周辺の現実がさらに興味深い。

というのも「FYRE」を題材にHuluとNetflixが同時にドキュメンタリー番組を作成。

その作成合戦で、詐欺で訴えられたビリー氏にHuluが出演料約2,700万円がオファー。

それを縦にビリー氏は、Netflixにさらに約1,400万円のギャラ交渉を持ちかけたらしい。

最初にも書いたように「FYRE」後でビリー氏が6年間の懲役と

最大3,300万円の罰金を受けた後でのオファーだ。

 

お金を払ったのはHuluのみで、Netflixは、詐欺師として有罪判決を受け、

多大な被害をもたらした相手に大金を払うことはおかしいと判断して、

結局支払いはしなかったようだけど、

ビリー氏は、再びNetflixに出演料を約1,100万円に値下げして交渉したという。

『FYRE/夢に終わった史上最高のパーティー』本編もだいぶヤバイけれど、

その撮影周辺も、今の世界を物語っている。

結局振り回される周りにいる人が一番損で、

犯罪者と社会から判断されても、人からの注目さえ集めれば、本人どうとでもなるのか?

これからの時代は、それもパワーとなるのか?

とにかく、ビリー・マクファーランド氏の件は、

現代というものについてとても考えさせられる。

 

 

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