星野誠 makoto hoshino

「想像通りの遊んでいる目」

2018.9.14

僕は昔から建築家の安藤忠雄さんが大好きで、安藤忠雄さんの言葉などを雑誌などで切り取っては大切に保管している。

そんな安藤さんが、最近、僕が唯一読んでいる雑誌「致知」で宮本亜門さんと対談されていて、再びやっぱりやばいな! と思ったので、今日はそれを。

宮本亜門さんが安藤さんにお会いした時の印象は

「想像通りの遊んでいる目」

だったって。想像通りの遊んでる目って言われてみたいもんだ。ほんと!今日は、安藤さんの対談の中で、思わずメモした言葉を感想とともに箇条書き。:の中が安藤さんの言葉。下が自分が感じたこと。

:私は直感的な人間で、この方はあかんなと思う人はお断りするようにしてるんですが(笑)」(安藤忠雄さん):

そうか。やっぱりそうか。達人級の人ほどこういう方おおいなぁ。

:私が設計する住まいは、だいたい評判が悪いんです。狭い住宅の真ん中に中庭があるので、雨が振ったら傘をさしてトイレに行く(笑) 「不便じゃないか」とよく言われます。しかし、人の生活は快適さとか便利さだけ追求すればいいのかと。使いにくいとか寒いとかいうことを乗り越えてこそ、住む人たちにとって体と空間が一体になると思うんです」:

うちはメガネ屋だけど、メガネも売れ筋だけを追うとまったく面白みがなくなるように、そういった一見無駄と思えることに美しさなどがでるんだなぁ

:心を動かされるその瞬間が大事ですし、そういう機会に積極的に参加したいと思っています:

現在77歳の安藤さんでも、今だ、心を動かされる瞬間を探し続けているとは!

:芝居とか映画とか音楽から生きる力をもらうわけですが、この生きる力をもらう時間というのは大事だと思うんです:

映画や音楽などは好きだったけど、生きる力をもらう時間。こういう考えはもっていなかったな。

:仕事をする時に、気合いがあれば、言葉はいらないと思っています。そして、気合いの前に、自分の仕事に対する自信がないとうまくいかない。そのためには深く勉強していないといけません:

僕は仕事ではなく、そう思ったけれど、世界中で仕事をされている安藤さんもおっしゃるんだ。仕事でも間違いないんだな。気合い!やぱり気合いだ。人生は!

:日本人のスタッフを外国に連れて行ったことはありません。全部その国の人としかやらない。最初は揉めたりぶつかったりしますよ。でもそこが面白い。何より対話が大事です:

世界中の現地の方と揉めたりぶつかったり、そこが面白い!という安藤さんの精神に脱帽です。

:まず行ってみたいという気にさせる魅力がなかったら話にならない:

これはなんでもそうなんだろう。仕事でも人としても。すべてにおいて。

:19才の時に建築学科の学生が4年かけて学ぶ専門書を1年で全部読もうと決心し、毎朝9時から翌朝の4時まで机に向かいました。睡眠時間は4時間。4月1日から翌年の3月31日までほとんど外出もせず、無我夢中で勉強したんです:

自分もどちらかというと集中力があるほうだとは思っていたが、これを聞くと気合いの入り方が違う。安藤さんですら、これなのだから、何かを始めたいというときには、最低は安藤さんほど無我夢中にならないとダメだな。

:お前は学校へ行ってない。ハンディキャップがある。でもハンディキャップは意外といい。頑張るからと祖母が言ってましたけど、今振り返るとその通りだと思います:

ハンディキャップは以外といい。頑張るから。ってそんな家系あっての安藤さんだったのだな。うちも娘にはこうあってほしい。

:妻とスタッフ一人の3人で事務所を開いたのは28歳の時です。ゼロからのスタートで仕事はありませんでしたが、なかったらないでいいと思っていました(笑)当時から仕事は自分でつくらなければならないと考えていました。仕事はなくても、こんなもんつくりたい。あんなもんつくりたいって相続力を働かせてデザインを描くことはできる。空き地を見つけては勝手にデザインを考えて、土地の所有者がわかれば、「こういうものを作りませんか」と勝手に提案にいくわけです。余計なお世話だって追い返されましたけども、怒られても構わない。別に金くれって言ってるわけではありませんから(笑)この時の体験は後々大きな力になりました:

ないもの、ないもの、目がいって、何もできないことの言い訳を作るのに必死になってしまうのが普通の中、この思考を本当に体得できたら最強だ。

:普通の人はあなた、癌がありますよと言われたら落ち込みます。でも私はあんまり落胆しませんでした。「あっそうですか」と。胆嚢など5つの内臓を摘出しましたが、逆にいいこともありました。最近中国人から安藤さんにお願いしたいって仕事の依頼がたくさんくるんです。「私の建物を見て依頼したんですか」って聞くと「いや見ていない」と。「じゃあどうしてですか」「5つも内臓がなくても元気な人は世界中どこにもいない。縁起がいいからお願いしたいと(笑):

このエピソード、最高すぎる!安藤さんの精神のすべてを象徴している気がして、さっそくすぐ自分で紙に書いて保管版として、持ち歩くことにした。

:私は今年77歳になりますけど、まだまだやりたいことあるし、挑戦していきたいですね。特に危険を承知で挑戦する仕事がしたい:

77歳でまだまだやりたいことあって、挑戦したいって!特に危険を承知で挑戦する仕事をしたいって!!40歳で燃え尽き症候群とか言ってた自分が恥ずかしい(笑)

:自分に正直に生きることですよね。正直に生きてると面白いことがいっぱいあります。人生一回しかないんですから、好きなものに向かって全力疾走するような必死さで、明るく楽しく前向きに生き切りたいですね:

ポイントは「全力疾走」と「生き切る」ということだろう!! ただ好きなものに向かって、ただ明るく楽しく前向きだけじゃ、あれほどのものはできない。77歳で、内臓が5個もないのに、危険を承知で挑戦する仕事がしたい!好きなものにむかって、全力疾走で生き切りたい!!ざっと、感じた点を書きなぐったけれど、この記事を読ませていただけただけで、またガツっとハートにいただけました。

自分もグダグダ言ってないで、好きなものに向かって、全力疾走で、生き切るぞ!!

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