星野誠 makoto hoshino

「最高の人生の見つけ方」は苦々しい映画

2018.3.18

ナイキ創業者 フィル・ナイトさんの自伝 シュードックが面白い。内容は、ぜひ自分自身で読んでほしいんだけれど、こんな方でも常に綱渡り感があったのか!という驚きと、フィル・ナイトさんが、もっと家族との時間を作っておいたらよかったと回想するシーンがすごく心に残った。

「家族との時間を大切にしておけばよかった」

これはよく極端に挑戦し続けた先輩方からも聞く言葉だけれど、もしかすると、家族の時間を大切にしてやりきっていたとしたら、人生の死ぬ間際で、「死ぬ気で仕事に人生をかけてみたかった」「もっと人生で自分のチャレンジをしたかった」となるのかもしれない。

極端に生きざるえない人種は、結局は、どちらかをとると、どちらかが薄くなるで、どちらにしても、やはり解決されないのかもしれない。

その他も本はすべて面白かったんだけれど、自分は映画好きなので、本の中でフィル・ナイトさんが映画についてふれているシーンをここではちょっと。

フィルナイトさんが伝記の中でふれている映画は、「最高の人生の見つけ方」

この映画は、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの映画で、末期ガンの二人が死ぬ前に好きなことや馬鹿げたことをやろうという映画。自分もとっても好きでエベレストにも持っていって6000mの夜のテントでも一人見ていたし、通算で100回以上はすでに見ている映画だ。

(ちなみにその映画だと、二人が死んだ後の遺灰はエベレストの山頂におさめる。勿論違法だけど)

その映画について、コメディなんかでなく、死について考える映画。苦々しい映画だったとフィル・ナイトさんが言っているのがすごく印象的だった。

お前は死ぬ前に何をやっておきたいか?

ピラミッド?見た

ヒマラヤ?登った。

ガンジ川?これも見た。

とやりたいことを模索するフィル・ナイトさんの姿、「最高の人生の見つけ方」を苦々しい映画と表現するフィル・ナイトさん、本当に根っから人生を戦ってきた人なんだ。何人の人が「最高の人生の見つけ方」を本当に苦々しい映画と思えるんだろうかと、ちょっと考えた。

自分も間違いなく好きだけれど、フィル・ナイトさんほど、映画「最高の人生の見つけ方」を苦々しいと感じることはできるのか。

とにかく、フィル・ナイトさんの自伝は、他人事ではなく、ぜひ自分も人生に命を張って生きていきたいと改めて思ったともに、家族の大切さ、やはり最終的にそこにつきるのかと思い返させてくれた本だった。

あと、最後すでに100億ドルの資産を持つフィル・ナイトさんがビル・ゲイツさんとウォーレン・バフェットさんにたまたま出会った時に、

「お二人が死ぬ前にやっておきたいことは何ですか」と聞きかけてやめたあたりとかどんなに偉大な方だでも常に悩みは絶えないんだとちょっとだけ、ほっとした。

すごくオススメ。ナイキ創業者 フィル・ナイトさんの自伝 「シュードック」

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