星野誠 makoto hoshino

本当の心の声は、もっとドロドロとしたヘドロのようなもの

2017.12.27

自分自身の心の声をきけ!

よくこういったことは言われるし、実際、自分もよく言う。だけど、本当は、自分自身の心の声なんて聞かなくても、人生は生きていける。一生のうちに一度も自分自身の心の声なんて聞いたことなくても、別に何の不自由もなく生きていける、きっと。

あと、自分自身の心の声って、天の声のように、透き通った綺麗なものを想像している人が多いのかもしれないけれど、そんなものではなく、もっとドロドロとしたヘドロのようなものだと思う。

できれば見たくもない自分の悲惨なもの、悲しみ、欲望、妬み、怒り、すべてが入っていて、すごくドロドロとしたものだと思う。

ただし、そのヘドロの中に、真逆のキラリとひかる感情も入っていて、例えば、自分の中にある怒りといった感情にしっかりと向き合うと自分の中の静寂という大切なものが発見できたりする。

自分自身の心の声なんて、ドロドロしていて当たり前だ。一方的にプラスで綺麗なものばかりのわけがない。だから心の声に耳を傾けるのはパワーをつかうし、時にしんどい。

でも、何かを自分自身でやり遂げようとするならば、「自分自身の心の声を聞くこと」これは避けては通れない、そう思う。

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