星野誠 makoto hoshino

自分は偽物なんだけど、僕は本物の人物によく会う

2017.11.1

自分は偽物なんだけど、僕は本物の人物によく会う。

例えば、4年ほど前、ゴビ砂漠250kmマラソンでご一緒した眞舩孝道さんとか。自分は執念の完歩だったんだけど、眞舩さんはさすがだった。タイムなどが早いのはサロモンがスポンサーについている眞舩さんなら 当然だとしても、すごく印象的だったシーンがある。

250kmのステージの途中、眞舩さん結構な熱を出されていて、見るからに調子悪そうな状態で、夜中じゅう汗びっしょりでうなされていたっていうのに、次の朝は、自己管理して、引き続き猛スピードでいつもどおりステージ1位。

眞舩さん、結局その250kmのマラソンレースはオールステージも総合もダントツ1位だったんだけど、さらに印象的だったのが、レース終わったその日の夜。

深夜ホテルでゴソコソと何やってると思ったら眠れなくて階段の往復をちょっとしてた って笑顔で。レース終わったばかりなのに、深夜に階段を何往復しているという(笑)。その時感じた。人生には本物っているんだなと。

人生にはたくさんの本物の方がいる。

テレビで取り上げられているとか、有名とか関係なく。自分の山の師匠の倉岡さんも、間違いなく本物だし、先日、エベレストであった1週間で2回 エベレストを無酸素で駆け登っていた キリアン・ジョルネさんも勿論 圧倒的 本物。

で、何が言いたいかっていうと、本物の方は、世界中に5万といるけど、近づくとわかってしまう偽物の方も世の中には本当に多い。なんだかすごいことのように振舞っている偽物の方も5万といる。でもやっぱり、本物の方って本当に違うから、是非是非、若い方には もっともっと 本物の方を知ってほしいと思う。

例えば、今の自分は偽物だ。

たとえば、何かの拍子にチヤホヤされたとしても(いまのところ一切されてないけど(笑))偽物だ。すべての人は、世界の本物の人にもっともっと実際にたくさんあったほうがいい。すると、もっともっと視野が広がるし、本物の方をみちゃうと、必然的に、自分自身、いつまでも謙虚になれる。

もしかすると、人生も、プロモーション次第で 、騙し騙しでも ある程度なんとかなるのかもしれないけど、できたら、やっぱり本物になりたい!なので、やっぱり 人生のどこかの時点で、本物になれるよう常に努力していこう!

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