星野誠 makoto hoshino

何もないものへの憧れと、何かを成し遂げたい憧れ

2021.12.7

何もないものへの憧れと何かを成し遂げたい憧れ。小さい頃から自分の中ではこの相反する2つの憧れがある。

先日、さくらももこさんのエッセイ「ももの缶詰」を読んだ。さすが、さくらももこさん、日常生活の中から喜びを切り取るのがとてもうまい。

中学ぐらいから、思考は現実化するとか、何かを成し遂げる系の本にハマった一方、日曜の6時からテレビで放送されていたアニメ「ちびまる子ちゃん」まるちゃんのような人生に、ずっと強く憧れがあった。

最近、流行っている独身田舎暮らしの1日などのYouTube。特に事件も起きず、たんたんとした1日は、まるこちゃん側のものだろう。そんな淡々とした日々に幸せをしっかり見出せる日々に憧れる。

一方、Forbesなどの世界の起業家にあるようなビジョンバリバリの世界にも憧れる。

イーロン・マスクのような人類を火星に移住させるのような明確でぶっとんだビジョン。正しいとか正しくないとかを超越した、おれは絶対これを成し遂げるんだという明確なビジョン。モルヒネのように作用するそんなビジョン。そんなビジョンに憧れる。

読む本も、松下幸之助さんや、イーロン・マスクさん、ジェフ・ベソスさんなど、何かを成し遂げたい系の本を沢山読んでいる時期と、さくらももこさんや、孤独のグルメ系の日常に喜びを見出す本を沢山読んでいる時がある。

この相反する2つの憧れ、何もないものへの憧れと、何かを成し遂げたい憧れ。この2つの間を40年、常に揺れ動いている。ただ、これって普通で、どんな人も常にあるのかもしれないな。

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