星野誠 makoto hoshino

燃え尽き症候群には、まだ早い

2021.10.8

ここ数年、エベレストやらジャカルタやら香港やらすべてなくなって、常に日本にいることになってから、ずっと燃え尽き症候群なんて思っていたのだけれど、ダニエル・クレイグの演じるジェームス・ボンドを見て、自分が燃え尽き症候群ですらなかったことが、発覚。

ここ最近「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を見たばかりなので、いつもこの話題になるのだけれど、ダニエル・クレイグの演じるジェームス・ボンドは、ヴェスパを亡くした、2作目以降から燃え尽き症候群になっていて、人生の意味を見失っている。それを見て気づいた。あっ自分は違うと。

ダニエル・クレイグの演じるジェームス・ボンドは、もう身軽にキューバやらイギリスやら、アフリカやら、世界を何百周として、激しく戦闘をして、激しく愛する人をなくて、すべての人生の刺激を味わい尽くした後での燃え尽き症候群。それは確かに、燃え尽き症候群になる資格がある。

宇宙飛行士が地球に戻ってきて燃え尽き症候群になるのもわかる。ずっと金メダルを目指し、実際に金メダルを取った方が、燃え尽き症候群に陥るのもわかる。明日のジョーで、ジョーが最後、真っ白な灰になるのもわかる。

でも、考えてみれた自分は燃え尽きることは、まだ何一つしていない。

そんなことを「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」とダニエル・クレイグのジェームス・ボンドシリーズを毎日見返していて、はたと気づいた。燃え尽きることなんてなんもしてないじゃないか。むしろ不完全燃焼。いや、不完全燃焼すらしてない。シケって火のつかなかった炭のようじゃないか。

少なくとも、燃焼はできるように、そして人生燃え尽きられるように、自分の人生に今一度向き合って、火を灯せるようにしよう。

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