星野誠 makoto hoshino

小児喘息と血中酸素濃度SPO2

2021.5.29

2歳の息子が夜、ゼエゼエと息苦しそうで、乾いた咳をしていて、息をするのが苦しそうだったので、色々と調べてみると、小児喘息っぽかった。

人間息ができないと、酸素が体に回らなくなってしまう。息子がちゃんと息を吸い込めているかわかる方法はないものかと考えていたら、そう!血中酸素濃度SPO2だ。

自分がエベレストや世界の7大陸最高峰登った時に一番大事だった数値SPO2。

小児喘息の場合、SPO2の数値は小発作の場合96以上。中発作で92から95。大発作で91。呼吸不全で91以下ということ。

他の病気でもSPo2が90以下になったら、通常大人でも即入院だ。そんなSPo2、エベレストなどの高所登山では、60なんて当たり前。80代は天国。70代なら絶好調。SPO2が低くなると脈が異様に早くなり、常に150以上も当たり前。

自分の場合、SPO2の最低数値は、脅威の14。その時はトレーニング中だったのだけれどしばらく気を失っていた。14だと、さすがに1ヶ月間割れるような頭痛と、2+3のような簡単な計算もぼーとして頭もまったく働かなかった。その時に感じた。酸素というのはいかに大切かと。

酸素がないと人間生きられない。ただ、90以下でも即死ぬわけではないと身をもって体験していたので、息子が94、95ほど脈150ほどでも、慌てないでいられたのはエベレストのおかげかもしれない。

今後、本気で宇宙を目指す自分としては、生涯、酸素とは引き続きより深く付き合っていく必要があるなと感じた夜だった。

 

 

 

 

 

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