ちょっとムッとした。坂本龍一さん
自分の思考は関係ない。今ちょっとそんな感じのことをしている。そんな時に、たまたま、GQで坂本龍一さんの記事を読んだ。
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半野喜弘監督による『パラダイス・ネクスト』のプロモーション。この映画では半野監督からテーマ音楽を依頼され、自信作を送ったにもかかわらずボツになってしまったことから、教授の反骨心に火がついた。
「編集が終わった映画の映像を観ながら、このシーンにこんな音楽があるといいんじゃないかと作って出したのが、わりといまのぼくの音楽っぽい作品。ミニマルで、メロディよりもサウンドを重視したもの。ところが、それを提出したら『もっとトラディショナルな映画音楽が欲しい』というボツをくらいまして、ちょっとムッとしつつ(笑)、書き直しました。むかしの『ラストエンペラー』のような映画音楽らしい映画音楽は、書こうと思えばそれらしいものは書けますが、いまはそういう気がない。こういう機会がなければ書かなかったかもしれない。ムッとしたことで書けた曲とも言える。監督のそういう作戦だったのかな(笑)」元記事はこちら「教授動静14回」
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さすがプロだ。プロの偉大なる坂本教授ですらそうなのだから、僕のような素人はもっともっとそうでなくちゃいけない。実るほど頭を垂れる稲穂かな。