星野誠 makoto hoshino

理由もなく泣きに行く

2019.8.12

自分は時に、一人旅が大好きで、20代の時に、アメリカのデスバレーというところに一人で、レンタカーを1000kmぐらい飛ばして行って、瞑想する。

その時の太陽ったら、大地に沈む太陽ったらもう本当に申し分なくて、一人、ボロボロ涙して、まったく理由もなく、ボロボロ涙して、理由もなく、ボロボロ涙して。

通常運転は大っ嫌いだけれど、アメリカ大陸やオーストラリア、ヨーロッパなら好き。

皆様はご存知でしょうか。1974年のチューリップの歌「青春の影」

若い方は知らない人も多いかもしれません。しかし、僕にとって、名曲中の名曲です。

「青春の影」一人身の時は、まったく感じなかったんだけれど、結婚した後は、もうボロボロきちゃう。

「自分の大きな夢を追うことが、今までの僕の仕事だったけど~君を幸せにする、それこそがこれからの僕の生きる印~」

この歌詞の部分だけで、何度でも泣ける。いくらでも泣ける。なんで、こんなにも悲しいのか考えると、自分ができないからかもしれない。人生最後までできないからかもしれない。手に入らないものへの憧れなのかもしれない。

「今日から君はただの女~。今日から僕はただの男~」

たまにはさ、すべての情報をシャットアウトして、そんな時間にひたったっていいじゃない。理由もなく、泣きに行ったっていいじゃない。これ本当、すごく気持ちいい。

本当にすごく気持ちいい。

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