坂本龍一さん、村上龍さん、見城徹さんの対談「坂本は本当に自分のことしか考えてなかったからね。昔ね」
坂本龍一さん、村上龍さん、見城徹さんの最近見た対談動画が
めちゃめちゃ面白くて、その中のくだり
坂本龍一さん:
「どっかの国の大統領にしてもなんでも、みんな父親だったりおじいちゃんだったり、
次の世代をもってるわけじゃない。愛してる子供や孫のこと考えたらさ、
時間の想像力というのは50年ぐらいボーンと伸びるはずなんだよね。今こうやってたら、
50年後にこうなるだろうというのはさ、普通の頭がありゃさわかると思うんだけど、
わかんない人が多いみたいだね。どうなの?」
村上龍さん:
「いや、坂本はやっぱり友達としていわしてもらえば、
その前に自分のことしか考えてないことが長かったから」
坂本龍一さん:
「うん、長かったね(笑)」
村上龍さん:
「その強烈な反動として、今未来のことにむいてるんだと思うよ(笑)」
坂本龍一さん:
「揺れ幅が大きい(笑)」
見城徹さん:
「本当に自分のことしか考えてなかったからね。昔ね」
坂本龍一さん:
「そうでしょ。最近よくわかるよ(笑)」
坂本さん、親として自分でもいってるけど、
「おれは自分にしか興味なくて、親らしいことしてきてないけど」
「親の金を生きていこうというのはやっぱり人間として弱いから、
勝手にね。生き抜いていって欲しいじゃん」
坂本さん、本当に親として何もしてなかったっぽく、
微笑ましいというか、パパとしての方向からみると相当なダメ人間というか(笑)
あと、最近自分が、ずっと陥っていた、
人生に喜びが感じにくいという問題についても話されていた。
村上龍さん:
「昔、すっごく興奮したようなどんなすごいとこ書いても喜びがないんだよ」
坂本龍一さん:
「喜びのしきい値が高くなってるわけ、
もっと自分を喜ばせようと思ってもっとやればいいわけじゃん」
村上龍さん:
「そんなに無限じゃないからね」
坂本龍一さん:
「喜びっていうのは、ご褒美だから。自分に対する。
この程度がご褒美あげられないってなってるわけ。ハードルが高くなってるの。成熟だよ」
村上龍さん:
「いや、そうだけど、もうちょっと喜ぶようにしないと、
なんていうのかな。いくらやっても自分を褒めてあげられないというかさ。」
みなさん、どこまでもどこまでも悩んで、
自分のハードルを超えつづけていく。それが人生ってもんなんだなぁ。
本当、坂本龍一さん、村上龍さん、見城徹さんのような大御所でも
そうなんだ!と、色々と、ちょっとほっとし、
やっぱりこのまま進む以外に道はないな、と一人納得した一時でした。
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