成就と思う所、そのまま道に背くなり
去年7大陸登頂、エベレストの登頂終わってから、ぽか〜んと穴があいて、もっと何かをやりたくてしょうがなくなって、普通のことじゃなあ〜など思っていた自分にふと
「これ繰り返すと、何をやっても満足しないんじゃないか人生ってエスカレートしていって、これってもう終わることないじゃないか」
「足るを知る」つまりmore and moreから、感謝ベースにしないとしないと!!と最近ずっと思っていた。
ただ、それはそうと、一方で、江戸時代にまとめられた武士としての心得をまとめられた葉隠に
「修行においては、これまで成就ということはなし。成就と思う所、そのまま道に背くなり。一生の間、不足不足と思いて、思い死するところ、後より見て、成就の人なり」(葉隠 山本常朝)
元総理の小泉さんもいっていた
「人間これをやりたい、ここまで発達したいという気持ちがあれば、何歳だって向上できる」(小泉純一郎)
いまなお現在進行形 歴史上「この人は」と思う人物は皆そうなのかもしれない。
「どこまでたっても今の自分に満足せず人生を完結しないこと」
これが達人の生き方なのかもしれない。人生に完結ということはない。
人間の花はすぐには咲かない。人生は投げたものしか返ってこない。そして、その質と量は、その人の真剣度に比例する。そうなのであれば、やはりいつまでたっても、真剣に何かを投げ続けるが自分の人生かもしれない。