すべての経験は日常に落とし込んでこそ意味がある
「アメリカンスナイパー」など戦争映画をみていて感じたのだけれど、ある部分で、エベレストは戦争に似ている。
戦争で命を張ったにも関わらず、帰ってきた多くの軍人さんが、日常の生活にとけこめず、戦場に戻っていく。日々命を張って過ごした圧縮した本気度を、そのまま日常生活で出せるわけではない。
エベレストも同じで、登頂後、恐怖に対する耐久性や、腹の座り方など、ある程度変わってくる部分もあるけれど、腹の座った精神を下界でも維持して、日常生活を劇的に変えていくのはまた違った話だ。
学生自体、バックパックをした時も同じで、世界中を旅した最中に色々と感じ、感じたものを、日常の世界に落とし込むのに苦戦した。
結局、すべての経験は日常に落とし込んでこそ意味がある。それが、本当に毎回難しい。