星野誠 makoto hoshino

「破壊的 前向きさ」 幸せの達人。スポンジボブ

2018.1.4

小学1年生の長女が最近「スポンジボブ」にハマっている!「スポンジボブ スクエアパンツ」皆様はご存知だろうか。アメリカでは1995年からやっていて、子供から大人まで虜にしているいまだ第一線のアニメを。

日本ではキャラクターグッズ先行で流行ったため、キャラクターは見たことあるけど、内容はまったく知らないという人も多いかもしれない。じつは、自分、このスポンジボブのアニメを最近初めてみた。

でもスポンジボブ、面白いっ!

基本、このアニメには、ストーリーなど皆無。

舞台となる街、海底都市「ビキニタウン」でスポンジボブと親友パトリックの「破壊的 前向きさ」を描く日常劇だ。スポンジボブと親友パトリック、この二人の純粋すぎる「破壊的前向きさ」からの行動は勿論、周りの色々な人に破壊的な迷惑をかける。

なので、基本二人は、周辺の人からウザがられている。でも気にしない、いや気にしないんじゃなくて、そもそもウザがられていることすら、気づかない。

幸せの3要素、「明るさ」「素直さ」「行動力」僕の師匠にいつも口をすっぱくいわれているが、スポンジボブはすべてを持っている。

スポンジボブを見ていると、「ポジで明るい性格です!!」と言っていた自分が、恥ずかしくなる。それぐらいの圧倒的な、「破壊的な前向きさ」だ。そしてスポンジボブは、「破壊的な前向きさ」をもってすぐ行動する。

そして、親友のパトリックもいけてる。この二人にかかると人類の悩みはすべて吹っ飛んでしまうではないかというぐらいの「素直さ」加減だ。

人類すべてがスポンジボブとパトリッックだったら、人類はまったく発展しないかもしれないが、そのかわり戦争などは、なくなるかもしれない。そんな圧倒的な適当さを持っている。

あと、脇役のキャラでサンディ、チークスというキャラがいるんだけれど、この子の設定もクールだ。設定ではこの子は、「地上でやれることはすべてやった」ってことで、海底におりてきらしい(笑)

アドラー心理学の「嫌われる勇気」という素晴らしい本があるけれど、スポンジボブは圧倒的すぎて、もうこの次元を優に超えている。

アドラーの心理学「嫌われる勇気」を読んだ後は、ぜひスポンジボブを見よう!極端すぎて劇薬的だけれど、理解が深まる? こと、請け合いだ!

ウザいとか、空気読まないとか、どんな自分でも受け入れよう!とかそんな小さい?ものも、すべて超えた超絶的な「唯我独尊」パワーを学べる。

スポンジボブと、パトリックには、人間関係の悩みは、皆無。自分の想いのみで、人生をぶった切るスポンジボブ達を誰も不幸にはできない。究極的に幸せな奴らだ。

ちなみにスポンジボブの原作者のステファン・ヒーレンバーグの経歴も面白い。もともと、カリフォルニア州の海洋研究所で、海洋科学や海事史について教えていたところ、生徒に生物の生態について説明するため、コミックを描いたことがきっかけで漫画に目覚めたらしい!

そこからは、研究所で働きながらも、アニメーションフェスティバルに参加したり、カリフォルニア美術大学でアニメーションの勉強をしたりと、アニメの道を志し、紆余曲折の後で、この名作「スポンジボブ」を生み出したとのこと。

やっぱり人生って何がおこるかわからない。そんな産みの苦しみから生まれたスポンジボブ、面白いのも当たり前だ!作者ヒーレンバーグの実際の人生の紆余曲折は、間違いなく、このスポンジボブの面白さの源泉になっている。

スポンジボブ、このアニメは、自分的には、全方位的すべての方にオススメだけれど、あえていうなら、例えば、今、会社でちょっと人間関係に疲れちゃって、とか色々堅苦しいことに疲れている人に、特にオススメかも。

シンプルで究極?すぎて、学べることは少ないかもしれないけれど、ハマる人にはハマると思うので、皆様もぜひ!!

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