星野誠 makoto hoshino

「世界で最も危険な都市」とも恐れられていた「シウダー・フアレス」

2017.12.16

メキシコの麻薬カルテルを描いた映画『ボーダーライン』(原題Sicario)を見た。

映画は面白かったんだけど、今日話したいのは、映画の内容じゃなく、

その中にでてくるめっちゃ危険都市、シウダー・フアレス。

 

エルパソの国境を超えた街「シウダー・フアレス」

「戦争地帯を除くと世界で最も危険な都市」とも恐れられていた都市

今は、2012年にホンジュラスの都市サン・ペドロ・スーラに抜かれ、

現在「世界で2番目に危険な場所」になっているらしいけれど、

そんな街「シウダー・フアレス」

 

あれ????どっかで見たことある街だなあと思ったら、

なんと以前この街、自分  のヘ〜 と入ってた。

 

じつは10年ほど前、当時27歳の僕は、

民間宇宙旅行、有人弾道宇宙飛行を競うコンテスト、

Xプライズというものがニューメキシコであるからと、

突然ホテルをやめ、突然渡米。

お金がなかったので、一人レンタカーを借りて、

ロスからニューメキシコまで向かっていた。

で、お金はなかっけれど、時間があったので、

一人車でいろいろな街に寄りまくり、道中もめっちゃ楽しんでいた。

「シウダー・フアレス」によったのもその流れ。

ニューメキシコの途中のラスクルーセスというところから南に下り、

まったく何の下調べもせず、まったく何も知らずにフラーと一人国境を超えて入った都市。

それが、「シウダー・フアレス」。

 

自分が入った2005年、

ちょうど麻薬カルテルのシナロア・カルテルフアレス・カルテルの間の

抗争が勃発していたという都市「シウダー・フアレス」

映画『ボーダーライン』の舞台、「シウダー・フアレス」

 

映画のように急速に治安が悪化したというのは2008年からだとはいうが、

まさか!!と結構、自分自身驚いた!!

 

当時「シウダー・フアレス」の街に入った瞬間なんか、妙な空気感を感じたのを覚えている。

まあ、結構どの都市も、皆様、ジロジロ獲物を見るようにみてるんだけど、

フアレスは、他の都市とはちょっと違った。

 

自分は知らない都に行くとまずは、床屋に行くのが好きなので、

シウダー・フアレスでも、まずは、ふら〜と適当に床屋に入ったんだけれど、

そこの亭主の方々や友人さんが、もれなくタンクトップでタトゥーで、イカツかった。

なお、現地の床屋では、自分は各国どこでも、髪型はすべておまかせすることにしているので、

そこでも、タトゥーの亭主に「髪型はおまかせで!」と頼んだら、

もう迷いもなく一気にバリカンで、襟足すっごく直角な丸坊主にしてもらった(笑)

この迷いのない勢い!さすがだ!と妙に関心したのも覚えている(笑)

 

そして、後々 この時 床屋に入ったのが、すごくよかった。

現地風の カクっカクっの刈り上げ坊主にしていただいた後、

最初のよそ者感が抜け、急に街の雰囲気にとけこめて、

この後 一切誰からも人から絡まれなかった。

まあ床屋いかなくても絡まれなかったかもだけど(笑)

 

まあ、そうはいっても、街全体の雰囲気が、なんだか妙だったので、

最初は、夜までいてバーでやクラブにでもと思っていたんだけれど、

その日のうちに夜を待たずに、すぐに国境を超えてアメリカに戻った。

 

さきほど、映画『ボーダーライン』を見ながら改めて思ったのだが、

この時した判断も、たぶんよかった。

 

自分は基本、どんな時でも いつも下調べはしない。

下調べをすると一歩が踏み込めないからだ。

だからいつでも、とにかく突っ込む。突っ込む。正面から突っ込む。

 

偉大な冒険家で今、武蔵美の教授のグレートジャーニーの関野吉晴さんも言っていた。

「初心者だからこそ、失敗を恐れずに興味と関心の思う向くままに一歩を踏み出すことができる。振り返るといつも自分は常に初心者だった。」と。

 

さすがに今後は、危険地帯ぐらいはしっかり調べようと思ったけれど、

やはり初心者のこの利点は絶対に間違いない!

さてと、これから改めて何の初心者になろうか(笑)!