ベーシックインカム導入。2000年前のローマ帝国と「1984」とマトリックス
ベーシックインカム導入について色々なところで話されているので、最近ベーシックインカムのことが頭に入ってくるようになって、ちょっと調べてみると、2000年前のローマ帝国ですでにベーシックインカムが導入されていたらしい。
その時のことを、詩人ユウェナリス(西暦60年 – 130年)は、「パンとサーカス」という有名な言葉で表現。
権力者から無償で与えられる「パン(=食糧)」と「サーカス(=娯楽)」によって、ローマ市民が政治的盲目に置かれていると指摘していた。
この指摘からすぐ連想したのが、1949年刊行されたジョージ・オーウェルの小説「1984」と映画「マトリックス」
「1984」でも、権力者以外の人口プロレは、プロレフィードProlefeed、プロレの餌として娯楽(酒、ギャンブル、スポーツ、セックス)は許可されるが、教育はされず、識字率も半分以下という設定で、骨抜きにされている。
さらにマトリックスでも人間は培養槽のようなところに入れられて、こちらも栄養だけは与えられていつまでも夢をみさせられている。
培養カプセルのようなところに入れられて、死の危険はないですよ。一生自分に都合のよい夢をみて一生終われますよ!
と言われてたら、果たしてどのくらいの人が入るだろうか?